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岩手の山旅

2017/07/07~09

会山行:姫神山 岩手山 早池峰山

メンバー:6人 CL:T田、SL O手

記録: T田

 

7月7日 姫神山

 一本杉駐車場10:40、姫神山を目指す。名前はかわいいけど、山はきついですね。10分ほどで大きな一本杉に着く。大人が五人ほどで手が回る幹の太さ。ざんげ坂を上りきると鞍部にでて、丸太のベンチが置かれている。五合目で~す。階段が多く疲れる。山頂直下は、岩の道を選ぶ。11:40 姫神山頂に立つ。霞がかかった岩手山は、遠方に雄大な風貌がかもし出されていた。

アンカー 1

岩手の山旅

2017/07/07~09

会山行:姫神山 岩手山 早池峰山

メンバー:6人 CL:T田、SL O手

記録: T田

 

7月7日 姫神山

 一本杉駐車場10:40、姫神山を目指す。名前はかわいいけど、山はきついですね。10分ほどで大きな一本杉に着く。大人が五人ほどで手が回る幹の太さ。ざんげ坂を上りきると鞍部にでて、丸太のベンチが置かれている。五合目で~す。階段が多く疲れる。山頂直下は、岩の道を選ぶ。11:40 姫神山頂に立つ。霞がかかった岩手山は、遠方に雄大な風貌がかもし出されていた。

7月8日 岩手山

 馬返し駐車場を5:30に出る。森林帯を抜けるとキャンプ場に着く。ここでは、薪をリュックに付けて避難小屋まで運ぶシステムらしい。登山道は、0.5合目、1合目と表示がされている。猛暑のため分岐点から新道コースを選択し、木陰を登ることにした。標高差1408mの上りは辛い。11:30、8合目避難小屋に到着。薪を小屋の主人に渡し、早速、「御成清水」と表示された水飲み場へ。冷たく・美味しい水、体の疲れを癒してくれた。稜線上は涼しい風が吹き抜け別世界だ。避難小屋を過ぎると火山地帯になる。火口まで登り、左回りに20分歩く先は岩手山。頂きからは姫神山、秋田駒の雄姿が目に入る。外輪山の斜面には可憐なコマクサが群生していた。

 下りは7合目から旧道コースを下る。岩稜帯の下りは長く、小石の上を歩く不安定な状態が続く。17:30 駐車場に着く。

疲れた!!

7月9日 早池峰山

 岩と花の早池峰山。この山は、山岳信仰の場として早池峰神社に参拝する登山者も多い。神社の例大祭では6時間にもわたって早池峰神楽が奉納される。

  河原坊駐車場を5:20 のバスに乗り小田越に到着。森林帯を抜けると1合目に着く。この先はゴロゴロ岩の岩稜帯を喘ぎながら登ると、8合目直下には上部の梯子は二列、更に梯子を登りきると背面に濃緑な薬師岳が映る。9:30 早池峰山の頂きに立つ。

下山開始し、岩場を降り木道にさしかかると、登山客に対して弘前大山岳部員による心肺蘇生が始まっていた。仲間のT野さんも救助活動に加わる。20分後にヘリコプターで運ばれたが、65歳の男性は11:40 死亡が確認された。私たちも慎重に下山し13:40発のバスで河原坊に着く。

 

 車で一路新花巻駅へ向かう。駅前には一軒しかない食堂に入り、

ヒレカツ定食&ビールで疲れを癒した。怪我もなく、無事に下山

できたことに心から感謝します。

 

アンカー ヨセミテ
​​アメリカ西部

2017年4月26日~5月14日

ザイオン国立公園、ブライスキャニオン国立公園、アーチズ国立公園、グランドキャニオン国立公園、

セドナ、ヨセミテ国立公園

自主山行  メンバー:4名  記録:E.Kob

4月26日

羽田からロサンゼルスに飛び、国内線に乗り換えラスベガスへ。

ロサンゼルス空港での手荷物検査で水分を多く含んだ食品、レトルトカレーと五目ずしの素は液体との判断で没収される。空港でのテロ警戒は最高レベルのようだ。

夜、ホテル近くのストリップ通りを散策し無料の噴水ショーや火山ショーを観る。

 

4月27日

ロサンゼルスからレンタカーで3時間、ザイオン国立公園へ。

まず公園入口で入園料を支払う。入園料金の仕組みは、各公園1週間利用で一人または4人乗り車1台の単位。他に1年有効のパスがあり、今回は車1台の年間パスを利用した。ここで園内の地図がもらえる。

園内で十分な駐車場を確保できない国立公園では園内を無料巡回バスが頻繁に走る。ザイオンは園内の一般車の通行はできないので、バス利用となる。

国立公園には案内所(ビジターセンター)があり、事前にインターネットでここからの情報を得ていたが、確認や最新の詳しい情報を得るために訪問。

予定していたThe Narrowsは雪解け水が多く川の中は歩行できないとのことで、川に入る手前までのRiverside Walk、往復3.2kmだけのハイキングとなる。川に沿った両側にそそり立つ山並みの中、平坦なコースを花やリスを見ながら歩く。長い水中歩行の貴重な体験ができず残念。

グランドサークルは比較的雨が少なく荒涼とした大地がほとんどですが、ここは緑豊か。

宿泊は公園内でと思いましたが、人気国立公園では値段が高いうえに予約が早くにいっぱいになり、我々はやむなく公園の外のモーテルに2泊。

4月28日

ザイオンのもう一つの目玉コース、Angel's Landing Trail(往復8km、4h) を歩く。谷底からAngel's Landing と言う岩山のピークを目指す絶景コース。詳しくは機関紙「山なみ」に掲載予定。

 

 

 

下山後、簡単なWeeping Rock Trail や他の景勝地(View Point)そして案内所や博物館の展示を見て廻る。

Angel Landingの頂上から

4月29日

ブライスキャニオンに向かう途中、ザイオン国立公園東口近くのCanyon Overlook Trail(往復 1.6km)を歩く。ここも絶景だ。

景色のよいマウントカーメルハイウェイを走り、レッドキャニオンを通過して昼にブライスキャニオンの案内所に到着。ここは園内バスも走っているが自家用車で走行でき、サンライズポイントに移動。大地が風雨に浸食されて奇妙な形の土の尖塔が林立している。見たことのない壮大な景色に圧倒される。

今日のハイキングはSunset Point~Navajo Loop Trail~Queens Garden Trail~Sunrise Point(4km、3h) の巡回コース。 時間の制約のない我々はゆっくりとさまざまな形の土の尖塔の写真を撮りまくり歩く。午後だけで200枚を超え、ここだけで誰でも写真集が出せるほど。

4月30日

ここでも宿泊は公園の外。まず、車でサンライズポイントに行き朝日にあたる景色を見る。

そして、予約していた公園の無料バスツアーRainbow Point Tourに参加。25kmも離れた公園の南端のビューポイントを主に数か所案内してもらう。

5月1日

アーチズ国立公園まで440kmの車移動。

案内所に寄って、デリケートアーチ (Delicate Arch) を目指すトレイルにレンタカーで向かう。緩やかに砂岩のコースを登り、片道2.4km 行くとデリケートアーチが姿を現す。ゆっくりと景色を堪能する。

 

 

 

 

 

 


ハイキングを終え、帰路バランス・ロックを見る。

ここは公園内に宿泊施設はなく、近くのモアブと言う比較的栄えた観光の町に泊まる。

ラスベガスを出てずっと酒の販売する店が少ないユタ州で不自由していたが、大きな酒屋があり、たっぷり酒類を仕込む。

5月2日

Devils Garden Trailheadからこの公園の目玉の一つ、Landscape Archを目指そうと計画していたが、Devils Garden Trailheadに至る道路の手前が工事のために通行止め。冬が終わり夏の観光シーズンを前に公園内の整備をする時期にぶつかってしまったようだ。

Landscape Arch

South and North Window

観光客はこれで諦めますが、我々は歩く旅。通行止めのポイントまで車で行きLandscape Archを目指すことにした。その近くの駐車場は狭いと聞き、車を留めるため朝一番に出発し無事駐車。Sand Dune Arch、Broken Arch、Tapestry Arch、Skyline Archと巡りDevils Garden Trailhead に到着。この先のハイキングコースも整備工事中で通行止めとの標識がありましたが、工事関係者は通行をさせてくれたので、更に Tunnel Arch、Pine Tree Arch を経てついにLandscape Archまで行くことができた(往復7km)。我々と同じような行動をとった人たちも何組かおりました。

 

午後はWindows Trail (1.6km ) や Double Arch (1km) などビューポイントを見て廻りました。

 

309km2 の広大な公園内にアーチは2,000もあるそうです。日本なら一つで一大観光地となるでしょう。スケール が大きい。

5月3日

モアブからモニュメントバレーへ240kmの移動。

近づくにつれ、絵葉書の景色が飛び込んでくる。

ここは国立公園ではなく、古くからのナバホ族居住地域でナバホ族が管轄している観光地。砂漠の中にメサといわれるテーブル形の台地や、さらに浸食が進んだ岩山が点在している地域は周回の未舗装道路があり、入場料を払って車でビューポイントを巡る。ハイキングは禁止とのこと。

道路は悪路で凸凹道や砂地でスピードは出せない。ゆっくり半日かけて観光。

  その後、更に200km離れたアンテロープキャニオン観光のためパウエル湖南側の街、ページに向かう。

5月4日

 アンテロープキャニオンは主として鉄砲水や風の侵食による砂岩の非常に狭い渓谷で、ここも先住民ナバホインディアンの管理地である。

 ロウアー・キャニオンとアッパー・キャニオンがあり、ここを管理している複数の観光案内会社が定員制のツアーを主催していて個人で勝手に観光することはできない。我々は光の具合が良い真昼のアッパー・キャニオンのツアーを事前に申し込み、参加した。

 

 狭い砂岩の渓谷内は保護のため持ち物は厳しく制限され、水のペットボトルとカメラ以外は持ち込み禁止であった。

狭いところに同時に200人ほど行列をなしてガイドの説明を聞きながらゆっくりと写真撮影しつつ光の芸術を楽しむ。写真愛好家には撮影時間を多く確保したツアーも用意されていた。

 

 ツアーを終え、近くのHorseshoe Bendに向かった。駐車場から30分ほど砂漠を歩いてビューポイントに到着。そこはグランドキャニオンの北に位置し、コロラド川が蹄鉄(horseshoe)の形に蛇行しているのが間近に見える。

本来はここから観光客が少なく、よりハイキングが楽しめるグランドキャニオンの北側(North Rim)を訪れたいと思っていたが、一部に残雪があり5月下旬にならないと立ち入れないとのことで、やむなく一般的な南側(South Rim)に向かう。

 

東のDesert View入口から公園に入場し、レンタカーで西に移動しながらDesert, Navajo, Lipanなどのビューポイントを巡る。

日暮れ時刻にはYavapaiビューポイントに到着して夕暮れの渓谷美を堪能。

5月5日

宿は南口を出たタヤサン(Tusayan)に連泊。

グランドキャニオン国立公園でのハイキングは台地から渓谷の底部までの往復する2コースの内、Bright Angel Trail を底まで行かずに1.5 Mile Resthouseまで往復することとした。往復5km、標高差340m。North Rim に残雪があると思えないほど暑い。

ハイキングの後は、一般車の通行ができない西側のHermits Rest方面に園内バスで向かった。Pima、Mojave、 Powell ポイント等何か所もビューポイントを見たが、グランドキャニオン内では大きな景観の違いは感じられなかった。

5月6日

 グランドサークルから離れ南に180km、最近日本からのツアー客が癒やしの町として訪れるセドナに向かう。

 セドナは国立公園になってないがアートや大地のエネルギーを感じる町として観光案内所があり、我々は4大ボルテックスの場所を確認して、まずDevil's Bridge Trail(6km)のハイキング。「レッド・ロック・カントリー」を感じつつアーチズ国立公園で見たようなDevil’s Bridge というアーチを目指す。

なんとこの崩壊しそうな形状のアーチの上に人が乗れるのだ。

次に移動して、4大ボルテックスの一つAirport Mesaを散策してヒーリング。

​           大地からパワーを授かるふたり。

​Cathedral Rock

5月7日

まずセドナの4大ボルテックスの一つBoynton Canyon (9km 4h) を歩く。両側にそびえる赤い岩々の谷の上流を目指す。

そして移動してもうひとつのボルテックス、Cathedral Rock に登り(2km)、更に移動して最後のボルテックス、Bell Rockを訪れる。

 

セドナでの山行の様子は別途、機関誌「山なみ」に掲載してます。

 

次の目的地に移動するため190km南下し、フェニックスへ。

5月8日

 早朝飛行機でヨセミテ国立公園近くの空港フレズノに飛び、レンタカーで180km先のヨセミテへ。

まずビジターセンターに行こうとしたが、ここでも最繁盛期を前に道路補修工事が行われ通行規制でなかなか到着できない。

 情報収集後、計画通り公園内バスに乗り、Mirror Lake Trail(8km 2.5h)を歩く。上高地よりも良いところだと感じながら歩いていると雪解け水があちこちから流れ落ち、所々で冠水。予期せぬ状態に水中歩行となる。

 ヨセミテでも公園の中心部の宿は確保できずに西入口の外のエル・ポータルという小さな集落に3連泊。ここは携帯電話の電波も届かないところで、ヨセミテの中心部までは車で30分位かかる。

ヨセミテ滝  2段滝で、見えるのは上段の滝  下段の滝は手前の林で隠れている。

5月9日

 ヨセミテ国立公園は3,081 km2 と、とても広大。当初は北部のCathedral Lakes Trailを歩く計画であったが今冬の積雪が多くてまだ車道が開通してないとのこと。アメリカでは人気の観光地でも除雪して道路を開通させることはしてないようだ。仕方なく代わりに観光客が歩くような平坦で短い中心地の代表的なトレイルを歩くことにした。

 Bridalvell Fall (1km)、Lower Yosemite Fall (1.7km)、 Cook's Meadow Loop (1.6km) と快晴の空のもとスケッチをしたり、のんびりと散策。 どの滝も豊富な雪解け水で迫力がある。

Half Dome

Panorama Trail から見る Nevada 滝  左の岩山が Half Dome

5月10日

  当初計画して、やはり残雪のため行けなかったのがグレーシャーポイント。例年なら車道は開通の時期なのだが、残念。

車道がダメなら谷底から徒歩で登ることも可能だが往復するには2日かかる。代わりにVernal 滝、Nevada 滝を Panorama Trail と Mist Trail を通って周回するコース(13.5km  標高差 975m  6h)。

別途機関誌「山なみ」に詳細報告されるが、これが思っていたより素晴らしかった。

5月11日

  ヨセミテの最終日は巨木セコイヤの森、Tuolumne Grove Trail(往復4km 標高差150m 2h)を散策。

午後フレズノに戻り、レンタカーを返却。

 

5月12日~

 帰国の途へ、フレズノからグレイハウンド社の高速バスでロサンゼルスへ。早くて安いが車内温度が低くて寒い。運転手は我々の苦情など聞いてくれない。

 ユニオン駅近くに宿泊したので近くの市庁舎展望台を観光し、近くを散歩したがホームレスが多い。

リトル東京を見に行ったら、現代風の観光の街になっていた。

 

13日ロサンゼルスを発ち、14日無事帰国。

 

19日間移動しながらの旅で長いようだが、あっという間に過ぎた絶景の旅であった。

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